レディースアパレル古着バイヤー日記

レディースアパレルせどりはじめました。服は好きですがオシャレではありません。

「セシルマクビー」はギャルと決別したらしいです。

ギャルと決別した「セシルマクビー」が目指す先(ファッション業界紙「WWD Japan」の記事より)

https://www.wwdjapan.com/articles/975033

…だそうです。私が10〜20代の頃ははギャル文化最盛期だったので、様々なギャル系ブランドが流行ってましたね。その中でもセシルマクビーはモノトーンを基調としていて比較的大人っぽいスタイルだった印象があります。あれからはや15年、まだ残ってたんですねセシルマクビー。しかしながらギャル文化の衰退に伴って売上が厳しくなりブランドを再定義するに至ったとの事。

〝17年には「モテ服ナンバーワン」をテーマに、従来のセクシーカジュアル路線から大胆にフェミニン路線へ変更。だが2年で今回のリブランディングに踏み切った。〟(以下〝〟は記事より引用)

まあ中途半端なモテ服とか今全然ウケなさそうだからそれは難しいですよね。じゃあ今度はどんな感じになるのかと思ったら…

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こんなでした。

なんというか、ものすごく量産型な感じに…。いや、量産型でも良いんですけど、こんな感じの服って、そこら辺の駅ビル内ですごく安く買えそうじゃないですか??あえてセシルマクビーがやる必要ある??

…と思ったのてすが、今後のターゲット層は、

〝回りの目を気にして、SNS投稿で「いいね」をもらえることに喜びを感じるような、等身大の女の子がターゲット。想定の客層は従来どおり10代から20代前半までだが、金髪のギャルではない。ペルソナは川崎、もしくは横浜の公立高校に通う17歳の女子高校生で、名前はメルちゃん。好きなブランドも特にないおしゃれ初心者で、自分探し中の“平均JK”だ。〟

…メルちゃん??

まあそれは良いとして、このコンセプトって、これまでの(正確には2年前までの)セシルマクビーと正反対な気がします。ちょっとセクシーに背伸びをしたい女子向けだったはずが、個性埋没系量産型女子・メルちゃん向けになるとは…。今比較的人気のあるギャル系ブランドって、MURUAとかEMODAとかのちょいモード系か、マウジー、ジェイダとかのデニムカジュアル系、リゼクシー、レディなどの同性が好みそうなややキャバ嬢入ってるセクシー系、あたりかなと思うんですが、どれも基本カッコ良い系なんですよね。あえてそこには行かず、だからと言って2年前に失敗したモテ系フェミニンにも行かず、中途半端なカジュアルに行くっていうのは、何か勝算があるのですかね。ものすごい施策を隠し持っているとか。

 

長々と書いてきましたが、私は一度もセシルマクビーの洋服着たことないんですけどね。ないんですけど、そんなに思い切って量産型に舵切っちゃって大丈夫?と気になったもので。ちなみに、

〝スタート当時から変わらないもの、変えてはならないものは当然ある。それはブランドへの愛だ。〟

との事なので、まあ、愛があれば大丈夫なんでしょう。